生命線の親指側、金星丘から長めの細い線が生命線を横切って掌の真ん中に向かって、何本もでている相です。
この線を『ストレス線』といい、確か高山東明先生が名づけられたのが最初かと思います。
この線が出ているときは、その名の通り精神疲労がピークにきており、ストレスがたまっている状態です。
だいたいにおいて、このようなストレス線が出る人は非常に繊細でデリケートな人が多く、人一倍気づきやすく気が利く人でもあります。
と、同時に神経質のきらいがあり、ちょっとしたことにも影響を受けやすく、ノイローゼになりがちです。
このストレス線は、線の長さが長いほど、そして本数が多いほどストレスの度合いが高いことを表しています。
上図のように多数(6本以上)でている場合はとても神経過敏な人で、イライラとしがちでつねにピリピリと張り詰めている状況です。
このような状況では図でもわかるように、生命線を多く分断しているわけですから、大きな病気になりかねません。
自分の心地よい時間を意識して持ち、自然ともできるだけふれるようにして、自分を癒してあげてください。
非常に薄くて細いストレス線が4~5本の場合
このような手相の人は取り越し苦労な人が多いです。
考えすぎて余計な心配をしてしまい、そうしたことが即、食欲不振・不眠症とでてきます。
マタイの福音書にあるように『明日のことまで思い悩むな。その日の苦労は、その日だけで十分である』と、先々まで思い悩まないことです。
心配ごとのほとんどはやってこないし、やってきてから悩んでもおそくはないと開きなおるのも大事です。
強いストレス線が4~5本の場合
神経質で気を使いすぎな人にでがちです。
完璧主義者でもあり、自分の失敗やミス、出来ない自分を責めていつまでも思い悩む人にもこうした線がでます。
世の中完全なものなど実際はないのです。
また、出来ないことも出来なかったことも、それすら世の中の貢献になりえます。
あなたができないことで誰かができるようになりますし、また、あなたが出来ないからこそ、出来る人のサービスや存在が生きてくるのです。
1回の食事だけでも多くの人の手を介して出来上がっていますよね。
出来ないこと、出来なかったこと、失敗したことも含めて、うまくいくようになっていることが殆どです。
少し開き直って『よくやった』と自分を褒めて癒してあげるのも大切です。
なによりも、自分が幸せでいることこそが、宇宙で1番の貢献なのですから。