お金の悩みを少しだけかもしんないけど押しのける考え方

占術コラム

お金の悩みの相談は非常に多いわけです。
ちょっと、そのことについて考えてみました。
占いには直接関係がないかもしれないですが、お金の悩みを抱えるクライアントさんに私がお話する内容ですので、まぁ、ちょっとお付き合いください。

定期的に現れるお金持ちになるノウハウ本にはよく
「お金を大好きになりましょう」
と書いてあったりします。

たまたまなんですが、手元にある本には
「頬ずりしたくなるほど好きになるように」
ってありました。

それって本当かなぁ?
まぁ、確かに潜在意識で「お金」を嫌っていたら嫌いな「お金」を寄せ付けないかもしれませんね。

また、
・お金は汚いものだ
・お金を持つのは罪だ
という意識があっても「お金」を寄せ付けない可能性は高そうですね。
なぜって、そういう価値観をもっていると人は価値観に背いて生きるのは難しいからです。

だからといって、
・お金を何をおいても大好きだ
・お金が頬ずりするほど可愛い
というのも行き過ぎですね。ちょっとね、引きます・・・。

お金は前提条件を持った紙や金属類でしかありません。
嫌いになったり、罪悪感を持つ必要はありませんが必要以上に大好きになったり、果ては執着したりするものでもありません。

お金そのものが大好きになるとお金を使って手放すことがストレスになり不必要に溜め込んでしまったりしがちです。

これでは、お金本来の役割は果たせません。
そして循環できない状態になっていきます。
循環しないものは澱みを生みます。

また、お金自体が大好きすぎると、溜め込んだ上にそれを失うのを恐れるようになりがちです。

すると、宇宙の法則といわれている、
― 全ては波でできていて、感情すら波となって宇宙に放たれる。その波は似た波を現実として引き寄せてしまうという法則―
によってその心情に似た現実を引き寄せるわけですから、その不安の感情は「無くしてしまう」現実を引き寄せてしまいがちです。
もしくは、不安の感情がストレスとなってそのストレスの原因となったお金を自ら手放してしまうのです。

事故を起こして高額な修理代が・・・
急にあれこれ壊れだして出費がかさんだ・・・
詐欺にあってしまった・・・
本当に欲しいわけではないのに必要でもないのに高額なものを購入してしまった・・・
と、いやおうなしに手放してしまわざるを得ない現実がやってきがちです。困った困った・・・。
そんな経験ありませんか?

もしくは、本来もっと豊かな経験をするためにこの世界に生まれてきたのに、それらの経験をすることもせずただお金を貯め込んでしまうとその執着を放させるために、わざわざ手放さざるをえない状況を宇宙の計らいで作られるのかもしれません。

豊かになるのは、自らが豊かな経験をすることです。
お金を貯め込むことが豊かなことではないはずです。
と、私は思うのですが。

経験という宝物はあたなの魂に記録され、またDNAレベルで記録され、この宇宙にそして脈々と続く子孫、あるいはあなたの未来世、または過去世にまで影響を及ぼす記憶になります。この世を去るときに唯一もっていくことのできる宝物といえますね。
豊かになるのには、お金自体を好きになるのでなく、そうしたお金でできる価値を好きになり、またそれができる自分を好きなることじゃないかなぁ。

例えば花を花屋さんで買うのならその花がもたらす豊かさを味わう経験ができますね。
と同時にその花屋さんはお花と交換したお金で食事をするのかもしれません。
生活の1部となって活かされることでしょう。そこにまた豊かさの連鎖ができますね。
豊かさの経験とその連鎖をもたらす自分が好きになればあなたはますますそうした豊かさに価値を感じるようになるでしょう。
人は価値観にそむいて生きるのが難しいのですから、あなたは豊かに生きるしかなくなるのです。
ほんとにね。

奥村 月海

占術家。タロット・手相をメインの占術としています。
手からは従来の相術以外にも、気血色のエネルギーの読み解きも行います。そのために、東洋医学の学びも日々ゆっくりながら継続中。
悩みで絡まる糸を解きほぐす道具はいくつあっても良いと思います。

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