感情線が親指方面に垂れ下がる相
感情線が親指方面に垂れ下がる相です。この相は、その先が生命線を越えるかどうかで、若干傾向がかわってきます。
まず、上図のように、生命線には接しない場合です。
このような感情線の人は、非常に同情心の深い人です。自分がなんとかしてあげないと・・・という面倒見のよい方に多く、献身的な人です。
ただ、恋愛面でこの傾向が強くでると、付き合いが長くなるにつれて、恋人から便利で利用しがいのある人へと相手からの扱いが変わり、ズルズルと結果の見えない関係になりがちです。
自分があれこれ先回りしたり心配しすぎなくとも、相手も完成された人間であるという信頼を寄せてあまり干渉しないことと、恋愛面においては結婚を望むのであれば、短期で結論を出すほうが良い結果を招きやすいです。
案外にお見合いでもうまくいく相の1つです。
感情線の先が生命線をつきぬけて、火星丘に達する場合
このような場合は、非常に感情的な面が強調され、相手の細やかなところまで立ち入って助言することが愛情と心得て、親切すぎてしまうきらいがあります。
また、火星丘の影響を受けて、短気で口やかましい傾向を見せる人もいます。
恋愛面では盲目的な愛情を示しやすく、その愛情を貫くためには家庭を犠牲にすることや場合によっては自らの生命さえもいとわない激しさを見せることがあります。
感情線・生命線・知能線(頭脳線)の分岐が1点に集まる場合
この相の人は盲目的な恋愛感情がより激しく、それが不倫であるとか背徳な恋愛であるとか、そうしたものにより溺れていく傾向にあります。
総じて、感情線の先がこのように下向きに曲がり垂れ下がるのは、相手を信じやすいがために、騙されやすいともいえます。
一旦相手を妄信してしまうと、全面的に信用しきってしまい、理性的な批判能力を失ってしまいがちです。
そうした傾向を理解しておき、一歩ひいた目で自分を見つめる時こそが大切です。