手首の中央付近からまっすぐに中指の付け根を目指して昇る運命線は運命線のもっとも理想的な形といわれ、東洋手相術では『手相の見方ー強運の運命線。『天喜紋』『玉串紋(天下筋)』の違い。』と呼ばれています。
ポイントは生命線と離れている点、そして、終点が中指まで達せず、その付け根までのものです。
この手相の人は自我の芽生えが早く、真面目な性質で、自立心の強い人が多いのです。
東洋手相術では、この『天喜紋』を持つ人は職業意識が強く、社会的価値の高い職業につく人とされています。
強運の相のひとつですね。
ただ、この相を持つ人にとっては、太陽線の有無を観るのがとても肝心で、太陽線がある場合は、社会的にも恵まれ、財にも恵まれ、名声を得ていきます。
太陽線がない場合は、一家の苦労を一人で背負うほどの忍耐を強いられることが多いと言われています。
ただ、太陽線は殆どが後天的に出来るもので、かつ、太陽線はその出現自体がすでに幸運さを示すので、苦労と忍耐でまい進していくうちに、太陽線が現れて報われていく、とも考えられ、ゆえに現在、太陽線がなくっても、これから出現するその手前であるとも読めます。
太陽線が出現したのちは本来持つ強運さを最大限生かして大成する相ということですね。
いわゆる天下筋といわれるもの
上記の相を「天下筋」という解釈をする流派もありますが、その名称のいわれが豊臣秀吉の手相からきているのであれば、下図のように、中指にまで刻まれているのが
該当するのではないかと考えられます。
これは東洋手相術では『玉串紋』と呼ば、政治家や実業家としてトップに立つ人の相です。
意味合いからしてもこちらの手相が「天下筋」を表していると思います。
ちなみに女性にこの相があれば、強運すぎて夫の運をとってしまい、未亡人になりやすい相ともいわれています。
ですが、現在においては、女性も社会進出がもはや当然のようになっていますので、結婚後も仕事をもつボランティアでもよいので社会的な活動をしていくことでこの強運さが生かされ、そこで運を発揮することで家庭もうまくいきやすくなるようです。