月読みのタロット

タロットー皇帝は冷たい石の椅子に腰掛ける。

タロットー皇帝は冷たい石の椅子に腰掛ける。

タロットカード・皇帝・意味・解釈・ウェイト・スミス皇帝はその国の王。
しかし、カードには皇帝にふさわしい宮殿は描かれておらず、
また、従者1人すら存在せず、
そこには、険しく聳え立つ岩山と
冷たく硬い石の椅子。

彼が皇帝であるという象徴は、
その冠とアンク十字の錫杖、
そして直接支配することを暗示する左手につつまれた世界を模した球。
そして、彼のまとっている緋色の装束が、
彼の理想や目的に対する情熱を示していること。

タロットカードでは「山」はしばしば、
問題や葛藤、困難を象徴して登場するが、
このカードに描かれている岩山は、
全カードの中でも群を抜いて険しいものとして表現されている。

それは彼が大きな問題や葛藤、困難に対する存在であることを
カードは示しているととれる。

そして従者1人してそばに置かない孤独、
あらゆる敵から身を守るために、
腰をかける椅子すらも「石」でできていることに
彼の置かれている立場の厳しさを伺い知ることができる。

この描かれている時代背景から、
彼を暗殺しようと試みるものたちの剣や、矢から
常に身を守るべく状況を「石の椅子」が物語っている。

そう、彼は皇帝としては決して磐石な立場ではない。
威風堂々とはしているが、
彼の佇まいを見れば、いまの情況が
後の好転や楽観を示すものではないのがわかる。

だか、彼のまとった緋色の装束とともに、
その裾から覗く甲冑を身につける足は、
燃え滾る情熱をもって行動でもって前進する意志を、
と、同時に石の椅子に刻まれた4頭の牡牛の彫刻は、
牡牛座のもつ「リーダーシップ、統率力」を力強く象徴してる。

彼の目線にも注目すれば、先の女帝とは全く反対の
向かって左側を見つめている。
これは「敵・ライバルといったもの」「過去」をそこに見ている。

この皇帝のカードに割り振られている「4」、
四角い椅子の「4」は、
安定、4要素による物事の完成、秩序、物質的なもの、世俗的なこと事柄になる。

彼が求めているのが、地位や名誉といった世俗的な成功であるというのが、
このことからわかる。物欲や獲得する意欲といったものももちろん含まれる。

厳しい目的や目標に向かって、困難や問題に対峙して行動する姿をそこに見るが、
逆に言えば、いまだ問題の解決はならず、「奮闘」が継続しているというのが、
この皇帝のカードでもある。

そしてそこには、成功や達成、勝利という要素ももちろん含まれている。

象徴される統率力を発揮して、勝利を収めれば、
世俗的な権力や名誉、そして地位の向上を。

だがそれが、彼のエゴや欲望のままに示されれば、
ワンマンさと衝動的な行為により、独裁者と糾弾され
未熟さにより立場を危うくしかねない。

最も男性的な、社会における男性原理の象徴として扱われているカードだが、
最近は女性の方のほうがこのカードをご自身の能力の場で引き当てるのが多い。

周りを頼らず、自らの力を信じて行動できる女性が増えたからかもしれない。

⇒ 手相ではここの部位が関係深いです

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